10月31日。本校に、先輩がやってきました。テレビのワイドショーやニュースなどでも多数出演なされている刑事コメンテーターの佐々木成三さんです。現在、中心の活動は地元を離れて活躍なされておりますが、『いちのせき大使』を務めるなど、地元愛ぶりは変わらず、ずっと母校一関中学校での講演をお望みになっていたそうです。(本校に到着後、あまりの懐かしさに、写真をとりまくっておりました)
今回の講演は【情報モラル教室】。SNSがきっかけとなる犯罪などから身を守る視点を教えていただきました。そして、中学生が知らぬ間に陥ってしまう負の経験要素についても教えていただきました。「指一本で簡単に加害者や被害者になってしまう。」いかにして【ネットいじめ】【集団いじめ】に繋がっていくのか、分かっていたつもりでいた自分にもハッとさせられる瞬間の連続に、本校生徒も、話にどんどん引き込まれていったようです。
そんなリアルな話の他、2023年に犯罪に巻き込まれる小中学生の被害者数が高校生を逆転した現状、闇バイトへ引きずり込まれてしまう若年層の現状、あらゆる情報が簡単に手に入る時代だからこそ、全てを鵜呑みにする危険性を教えていただきました。
さらに佐々木さんは語りました。先入観を捨てて、物事を疑う直観力を磨く事、見えない情報に気づく発見力を高める事、観察する力を持ち、知識を広げ情報を取捨選択する力をつける事。
どの言葉も、『大切な思い出のある関中の生徒が、被害者や加害者になって欲しくない』という佐々木さんの《後輩たち》への強いメッセージ、そしてエールなのだと感じました。
ここで学んだ関中生は、きっと『文明の利器やSNSなどの通信手段は、自分や仲間の未来のために使ってくれる』人たちになってくれるだろう!そう思っています。
佐々木さん、遠方より本当にありがとうございました。また母校に帰ってきてくださいね!いつでも関中生は温かく迎えます(*´▽`*)